こんな日本に誰がした

今日は参議院議員選挙の投票日である。

私は選挙については選挙権を与えられて以来、皆勤賞である。学校も習い事も仕事も身勝手な都合で休むこともあったけれど、選挙だけは欠席したことがない。

私が必ず投票に行く理由は「現状に不満がある」からだ。私たちの社会が今のままでいいとは思えないから、その意思表示のために一票を投じる。そして、その一票が私の責任であると思うからだ。

「こんな日本に誰がした」という糾問に「はい、私です」と答えるのが大人だ。そういう責任を引き受けるという覚悟に対して選挙権は与えられている。私はそう理解している。

もちろん、投票行動は権利であるので、それを行使するかどうかは個人の自由である。しかし、少なくとも選挙権を行使しない人に「こんな日本に誰がした」と発問する権利が与えられることはない。